バナナは黄色!イエローバナナ?

シャンティ・ガーデン

2009年10月17日 18:11

久々に晴れて気持ちの良い日です。
・・が、台風がまた発生していますね・・。
その影響か、時々強い風が吹きます。

今日のシャンティガーデン植物紹介はイエローバナナです。
黄色いバナナって、普通じゃん?
でもこの植物は、花(に見える部分)が黄色なんです。

学名はMusella lasiocarpa、バショウ科の常緑多年草。
中国の雲南省からインドシナ半島にかけて分布するそうで、
中国名は地湧金蓮。地に湧く金色のハス!かっこ良いですね。
写真を見たら、まさにそんな感じ・・。
うちの地植えは4~5年になりますが、まだ未開花。
開花の写真をお見せできないのが残念ですが・・。

草丈は1メートルほどにしかならないので、
鉢植えのままでも育てやすく、観葉にお勧めのバナナだそうです。
(実は、バナナに似ていても、食用ではないそうですが・・・。)

シャンティ・ガーデンでは、苗と種を販売中です!

石川真治さんのお話の続きです。

那覇から出張で八重山開発の仕事を2~3年続けたあと、
石川さんは八重山の開発事務所・営農課に転勤し、
石垣の街のほうに住み、4ヵ年ほど移民関連の仕事を続けます。

ある時、当時の石垣市経済課長から、
「(移住するなら)今、土地を取らんと(もう)無いよ。」
と言われ、伊土名地区へ住民として入る(移住する)決意をします。

「今考えると、入って良かったのか、どうなのか・・・。」
マラリアへの覚悟はあったものの、
それまでは戦争などの外的要因で人生を左右されてきた石川さんの、
自分で決めた分岐点ではありました。

八重山開発当時の伊土名地区は、未開発地域でしたが、
琉球王朝時代、首里の役人の命令で
黒島から強制移住させられた野底マーペーのお話があるように、
約400年ほど前には部落があったそうです。

石川さんも、吹通川でガザミ(カニの一種)獲りをしていて、
岩の間に一箇所に集めて埋葬した人骨(風葬の跡?)を
見つけたこともあったそうです。

吹通川(ふきどうがわ)付近は湿地帯で、マラリアの頻発地域でした。
石川さんの奥さんは満州で病院の看護婦をしていた経験から、
石垣市からの依頼で、集落の人々の血液検査もしていたそうです。
保健所で、採血した血液を調べると、マラリア罹患の有無が分かり、
早く分かれば、キニーネなど薬の処方で治ったそうです。

当時、マラリアに罹った人が出た家には、
(罹った人をすった蚊が媒介して感染が広がるのを防ぐため)
用心のために赤い旗が掲げられ、実際、
あちこちで亡くなった人もいたそうです。

準備期間を経て、奥さんと子供4人を連れて移住してからは、
落花生、陸稲、芋(主食)などをつくり、
畑も開墾しながらパイン、サトウキビなどの換金作物も作りました。

子供の頃、牛にお腹を突かれ、内臓が出るほどのを大怪我して以来、
牛が怖かった石川さんですが、
「慣れないといかんと思って」肉用牛を飼った事もあります。
「牛が小さい頃は何でもないが、大きくなると怖くなる」
ということで、長くは、飼わなかったそうですが・・。

「博労(ばくろう=牛馬の見たて、売買やその仲介をする人)に
騙されて、飼っていたおとなしい雌馬を、牡馬と交換したら、
その馬がトラックを見たら逃げる癖があって、崖から転げ落ち、
馬の鞍が右足に当たって、ポキンと折れたこともあったよ。」

その頃、個人病院もいくつかはあったそうですが、
当時の保健所長が、自宅で病院もしていて、
ギプスをはめて、そこに20日間入院したそうです。
「ポキンと折れたほうが治りやすかったよ。」

~~~~~続く~~~~

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