この実何の実?
台風18号、各地で被害が出ているようですね。お見舞申し上げます。
昨日、子供がお父さんと一緒に畑の際に自生するギンネムの枝払いをして、
採ってきたツル植物の実です。直径約5センチ。
恐竜の卵みたいで面白いですね。何という植物の実でしょう?
(知っている方、教えてください。)
「この実何の実?」と言えば・・
この~木・何の木・気になる木~があります!
その名は、モンキーポッド。
学名はAlbizia saman。熱帯アメリカ原産のネムノキ科の常緑高木。
ハワイ・オアフ島の樹が日立グループのTVCMで有名ですよね。
別名レインツリーとも言うそうで、太陽の光で葉が開き、雨や曇りで閉じます。
(こちらでは、日差しが強すぎても、半閉じ状態に・・。)
観葉植物として鉢で仕立てればそんなに大きくもならず、
育てやすいのでお勧めです。
写真は曇りの日に撮影。良い写真を撮るのが結構難しいんです。
苗と種を販売中です!
さて、数日ぶりの石川真治さんのさんのお話です。
写真は今日お話を伺いに行って、石川さんに頂いた大きなグアバ!
ざらつきや種が少なく、なめらかで美味。
石川農園では、グアバジャムも販売していて、本当に美味しいです。
(注文生産・数量限定。詳しくは農村喫茶・石川農園へ。)
http://www.mapple.net/spots/G04701165103.htm
雨で仕事を切り上げてドライブの途中に家に寄って下さった
島田さんの立派なシークワサーを添えてみました。
フレッシュで果汁たっぷり、良い香り
http://potorika.com/simada-farm/index2.htm
(ここから続きです。)
終戦後、石川さんの御実家は米軍のビーチに取り込まれていて、
農業が好きだった石川さんは、八重山開拓の仕事に勤め始めますが、
故郷・石川で、松林が全部はげ山になってしまった所を2町歩借りて、
友人と一緒に畑も始めます。
鶏を飼ったりパイン苗を育てたり、
依頼で1年間だけ石川高校の先生をしている間は、
夏休み丸々畑で作業したそうです。
その当時は楽しんでやっている程度でしたが、友人は辺野古で材木屋を始め、
一人になって、台風で建てかけの家もつぶれ、(石川警察学校跡だそうです)
結局、勤めもあり、畑に手が回らなくなってしまいました。
那覇の琉球政府開拓課八重山開発係には2~3年勤め、
はじめは2名で、
野次北道中(やじきたどうちゅう=江戸時代の二人連れ旅物語)よろしく
沖縄の全市町村を泊り込みで回りながら、
移民説明会を開き、移住者を募集していました。
特に大宜味村などでは昔から土地が狭く、移住が多かったといいます。
それから石垣への移住を決意し、
石垣島の営農課へ転勤願いを出し、受理されます。
石垣島にはすでに友人が多く、同級生は当時の石垣市長で、
農業を楽しむための移住に躊躇は無かったそうです。
とはいえ、マラリアのある未開拓の地への移住です。
「心配は無かったのですか?」という私の問いに、
「マラリアは、台湾の農業試験場時代から、知識として知っておったから。
運もあるけれど体力があれば大丈夫。
沖縄は土地が狭かったし、台湾時代から、
『石川農園20ヵ年計画。空想を理想化してこれを実現する』と、
壁にはっておったからね。」
石川さんにとっての石垣島移住は、青年の頃からの夢だった農業を、
戦争などに邪魔される事なくじっくり取り組める、
夢の実現だったのですね。
~~~~続く~~~~
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