もうすぐ10月ですが蒸し暑い!

シャンティ・ガーデン

2009年09月29日 16:29

蒸し暑いです!
朝方は大雨で目覚めました。
・・といってもうちがトタン張りなので、
雨音が、すごく大きいのですが・・。

雨の後でセマルハコガメが現れました。
 
白いプルメリアにも水滴がついています。
 
そして今日のシャンティ・ガーデンの植物紹介は、
水気つながりということで、
海岸沿いに多いヤエヤマアオキノニ)結実中!
学名:Morinda citrifolia。アカネ科、南アジア原産。
臭いジュース、健康食品として有名です。

シャンティ・ガーデンでは現在、種を販売中です! 
(来春には苗も販売予定)

石川真治さんのユーモアを交えたお話は続きます。

作業で山に入って、
6m位に切った木を鉄道の引込み線まで運ぶ時、
大勢で肩に担いで運んだそうです。

「私は小さいから、前と後ろに大きい人がいると、
肩が合わなくて(木の重さが肩に掛からないから)
全然重くない。
一生懸命担いでいるから誰も気付かない(笑)。
それに、ロシア兵と話しても、『小さい兵隊』と
かわいがられて、そんな時は、
自分の体が小さくて良かったな、と思ったよ。」

石川さんはいつも前向きで、
それが生き延びる秘訣だったように感じます。

そして好奇心による洞察力にも敬服します。

「捕虜の中に、軍隊で特に地位の高い人はいない。
そういう人は、情報も早いから、
『南方に行く』という口実で、いち早く引き上げていた。
国境地帯では特に、
隊長の判断で先に引き上げた部隊もあれば、
隊長の頭が固い部隊は、全滅していたよ。
これは私の感想だけれど。」

・・・分かるような気がします。

「日本へ帰る順番が近づいてくると、
港近くの収容所へ移される。捕虜は港に集められ、
健康者はまた戻る。そこで軍港を作ったり、
トロッコで石や土を運んで岸壁を作る。

石は露天掘りするが、珍しい事に、
シベリアの石はサンゴなんだ。
昔は温暖な海だった所が隆起したんだろうね。
地球の変動を感じたよ。
またいつ、そういうことがあるか分からない。
地球は怖いね。

横穴を掘ると鍾乳洞で、真夏でも氷があった。
ロシアでも夏は暑いから、
昼休憩で、そこで涼んだりもしたよ。」

いよいよ、日本に帰る日が近づきます。
「何日に日本に帰る、と決まれば、
待機するので仕事はしなくて良い。
そうすると、演芸部員による慰労があった。
三波春夫がいたよ。
演芸好きな捕虜が、自然に集まってやっていた。
軍隊には床屋(軍隊では坊主専門だったが)も、
靴屋も、地元での特後を生かした、
いろんな人がいたからね。」

そして念願の帰国。舞鶴港に到着します。

~~~~続く~~~~~~~

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