インドネシアのジャスミン

シャンティ・ガーデン

2010年05月04日 12:08


こんにちは。
雨がちな不安定な連休ですが、
昨日はお友達たちとバンナ公園にも遊びに行き、
鯉のぼりも揃いました。

一番右側のビニールハウスのパイプにさしてある小さい3匹が、
初節句に、祖母の昔の絞り染めの浴衣生地などを使って作ったもの。

左側の3つが、2年ほど前にインド綿や浴衣生地を使って作ったもの。

真ん中の4つが今年の鯉です(みんなで絵を描きました)。
金色の小さいのは、マハラジャ・ティーダ(太陽)という名前です。
旦那との合作ですが、目が太陽で、ヒゲがマハラジャっぽいので、
勝手に命名。金色だし。

ジャスミンの花が咲いています。

下に咲いているアップルミントの匂いと交じり合ってとっても良い匂い。

写真を撮っていたら、すぐ近くでジーーーー、と、大きなセミの声。
見回したらいました。すぐとなりのイランイランの木の葉の上に。
体長数センチのセミ。クサゼミかなぁ?

数センチの体とは思えないすごい声です。
スーパーマクロの撮影にも動じず、命の限り鳴き続けています。

ところで、ジャスミンといえば・・・・
もう10年も前のこと、旦那と旅したインドネシアでのことです。

イスラム教徒の多い現地の人たちに混じり、
ドライブインでマンディ(水浴び)や食事をしながら、
(イスラムの人たちは、合間にお祈りも欠かさず)
長距離バス(一応現地ではデラックス)を乗り継ぎ、旅をしました。
悪路でバスのクッションも悪く、なかなか進まないので、
体のあちこちが痛くなり、
それでもいろんな人と出会いながらの旅の途中、
山間の街、ブキティンギというところに着きました。

渓谷を見に、軽くハイキングをした途中、小腹がすいたので、
しばらく歩いて見つけた感じの良いカフェに入りました。
昼食の時間ではなかったのでほかに人は誰もおらず、
店にいたお姉さんに「食事できますか?」
と聞いたら、「出来るわよ。」とのこと。

彼女は今思うと、性同一障害で、
男性の外見だけれど、中身は女性だったのではないかと思います。
そんなことはどうでもいいというか、違和感を感じさせない、
程よく世話好きそうで、感じの良い人でした。

「私の名前は、Jで始まる花の名前よ。当ててごらん。」
と言われ、他に思いつかなかったので、
「ジャスミン?」と答えたら、
「どうして分かるの~~~???」と、すごく驚いていました。

私の年齢を聞いて、
「子供はつくらないの?」と聞くので、
(アジアを旅していて、この話題になると、
私の年齢なのに子供がいないと、みんなびっくりすることが多かったです。)
「まだあちこち旅したいし・・・。」とか、いい加減な本音をもらすと、
「年をとってから、どうするの?誰があなたの面倒を見るの?
子供は絶対にいたほうが良いわよ!!」って、
なんだか、ちょっとおせっかいな、近所か、親戚のお姉さんみたい。

あれこれ話しているうちに、
彼女の友達が、現地の文化活動として、伝統的な舞踊のグループに属していて、
その発表があるから、一緒に見に行かない?との事。
一人旅だとガードも固くなるけれど、一緒に旦那もいるし、
伝統的な踊りに興味もあるしで、一緒に見に行きました。

初めて会ったとは思えない、懐かしい人でした。

彼女は、
「日本人と友達になって手紙をくれるっていっても、みんなくれないのよ。」
って言ってたなぁ。
・・・私もその時には、手紙を書くつもりだったんだよ。
でも、旅を続けて、いろんな出会いを繰り返し、時間が経っていくうちに、
機会を逃してしまった・・・。(しばらくしたら、引っ越すと言ってた。)
・・・・・ごめんね。

旅の間には、よくあること。

初めて出会ったのに懐かしい人。時間が経って、より懐かしく思い出す人。
すぐに手紙を書けばよかったのに、もう今は連絡がつかない人たち。
たくさんの出会いと別れの中で、縁あって、ひときわ心に残る人たち。

ジャスミンの花を見ると、インドネシアのジャスミンを思い出します。
元気ですか?私も旦那も、子供も、元気ですよ。・・・会いたいな。

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